ぶらり一人旅の話(10)
和歌山の路上で歌おう
生乾きの洗濯物をコインランドリーへ放り込む。
土地の老人と肩を並べ機械の停止を待ちながらこれからの行動を考える。さて、どうしたものか。
歌うべきか。歌わずに去るか。
来た以上はもったいないので、とりあえず歌う方向で動こう。乾いた洗濯物を畳みながら、そう思うのだ。旅館の乾燥機付き洗濯機では、やはり乾ききらなかったなあ。
で、歌ってきました。
詳細はそのうち路上生活の方で書くと思います。いつになるか分かりませんが。
和歌山城へ行こう
路上もいいけど観光もね。
という訳で、チャチャっと路上演奏を終わらせました。和歌山城です。
和歌山城なんて行く機会、多分もうないかもしれない。そう思うとワクワクしてきますね。まったく下調べしてきませんでしたけど。
さすが年末の平日。人気がほとんどありません。大変快適であります。
ムムッ! あの異様な気配を放つ展示物は何ぞや。
鉄金棒だそうです。持ち上げてみよう!
分かりました。持ち上げてみましょう!
そしてこのどや顔である。
この茶番を一人で撮影するという。床に携帯置いてタイマー撮影。スマホリングのスタンド機能が役に立ちました。
年末の平日というこのタイミングでないと出来ない暴挙の一つですね。これもまた想い出ですよ。
平日の城。堪能しました。
誰もいない小路を歩く。サクサクと鳴く枯葉を踏みしめながら小高い城壁沿いからの風景を楽しむ。この景色。場合によっては見納めになるかもしれない。しっかりと瞼に焼き付けておくのだ、自分よ。
来た来た。こういう変なベクトルでの全力感。大好きです。
いいですね。思ったよりも楽しい。独り城。略してヒトシロを楽しむ。さあ、次はお待ちかね、動物園です!
休園日でした。
──続く──
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