手話技能検定試験5~3級まで受けてみたという話

手話

 ブラック企業で多忙を極めながらもコツコツと独学で手話を学びました。

 覚えるのは1日5個くらいと決めて、少しずつ覚えていきましょう。

 簡単な挨拶など、ごく初歩の手話を覚えていきます。

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手話ブログやってます

 そんなアオリで始まるブログを公開して、もうどれくらい経っただろう。

 精力的にブログを更新しようと思っていた時分は、リアタイで受験したら面白いと思っていたものの、ブラック企業の次はなんと濃い目のグレーの企業へと転職してしまい、その次に転職した先では慣れない仕事に苦戦して、生活のリズムがまるで変わってしまいました。

 結局ブログ自体、更新しないまま早数ヶ月。いや、最終更新が2022年の8月だから、もう1年以上経ってしまった。

 とはいえ相変わらず手話の勉強自体は進めていたので、コッソリ受験して、そしてコッソリと合格していました。

 と言うことで、現在はなんと、手話技能検定3級の実力が身に付いた状態です。

 7級、6級の時にも書きましたが、この具体的な肩書きこそが、手話技能検定の意義なのです。

燦然と輝く合格証×3

手話技能検定5~3級の難易度

 5級まではまだまだ簡単です。出題範囲を踏まえて振り返ってみましょう。

7級:動きのない指文字(五十音)
 小ボケを挟んだブログを書いているだけで受かりました。

6級:動きのある指文字 簡単なあいさつなど
 同じく、ブログ更新の途中でしたが7級の延長で受かりました。基本的に動画はゆっくりめですが、指文字のスピード感が難所です。

5級:日常生活に必要な単語
 6級よりは覚えるのに苦戦しましたが、まだまだ生活上で使う基本的な手話ばかりです。少し気合い入れて覚えれば受かります。

4級:簡単な接客や日付や時刻、金額などの数字の入った表現ができる
 ただでさえ47都道府県全部言えるのか怪しいので、すでに県名が難しい。もっと難しいのは形容詞、副詞など、語源と結びつきにくいものです。時間をかけて覚えましょう。

3級:細かい会話や手話での道案内、会社や学校、手話サークルなどでの会話ができる
 長文の手話を読み取って答える問題の比率が増えます。正直自信はなかった。ギリギリ合格か、ギリギリ不合格のどちらかと思っていました。指文字、数字は日常レベルで読み取れないと厳しいかも知れません。

 こんな感じです。ただ、やること自体は大して変わりませんので、時間をかけてコツコツと覚えて行けば受かります。

5~3級の出題範囲とは

 改めて調べてみます。

5級
受験資格:なし
試験時間:筆記試験(マークシート)70分
受験レベル
 単語数:200程度
 例文数:30程度
 「はじめまして」「私の名前は青山と言います」「コーヒーと紅茶どちらが好きですか?」などのあいさつ、自己紹介、趣味について相手に尋ねたり答えたりすることができる。日常生活に必要な単語を200語を表現したり読み取ったりすることができる。

NPO手話技能検定協会 5級受験レベルの目安

4級
受験資格:なし
試験時間:筆記試験(マークシート)70分
受験レベル
 単語数:500程度
 例文数:100程度
 「この図書館は毎週月曜日がお休みです」「去年8月24日に娘が生まれました」などお店や窓口で簡単な接客の会話や日付や時刻、金額などの数字の入った表現ができる。感情・動物・スポーツ・地名などの幅広いカテゴリーからの単語500語を表現したり読み取ったりすることができる。

NPO手話技能検定協会 4級受験レベルの目安

3級
受験資格:なし
試験時間:筆記試験(マークシート)80分
受験レベル
 単語数:1000程度
 例文数:300程度
 「登録してある印鑑をお持ちですか?」「2つ目の信号の右側にございます」などの接客に必要な細かい会話や手話での道案内、会社や学校、手話サークルなどでの会話ができる。疑問詞・形容詞・副詞などや食べ物・動物・植物・医療・福祉などの分野からの単語1000語を表現したり読み取ったりすることができる。

NPO手話技能検定協会 3級受験レベルの目安

 直近の受験方法はどうでしょう。

会場:会場試験・ネット試験
日程:年2回(指定時間)

NPO手話技能検定協会 3~6級試験詳細 他

 7級と6~3級で異なるのは受験機会が年2回と限定になります。ただし、ネット試験が導入されました。つい数年前までは指定会場での筆記試験限定だったので、グッとハードルが下がります。これは嬉しい。

 というわけで、5~3級まで全てネット試験で受けてみました。

手話技能検定の資格基準

 ここ数年で少々変わっています。他の級も含めて全体感を確認しましょう。

受験資格
1級:2級合格者
2級:3級合格者
3~7級:特になし

NPO手話技能検定協会 受験資格(3~6級) 他

試験会場
1級:実技試験(ネット試験/年2回)
2級:実技試験(ネット試験/年2回)
3~6級:筆記試験(指定会場 or ネット試験/年2回)
7級:筆記試験(在宅受験/日程および会場の設定なし)

NPO手話技能検定協会 個人受験

 準1級、準2級は現在なくなっています。1・2級もネット試験のみです。

 難易度の項にも記述しましたが、一旦全ての級のレベル感を確認しておきます。

試験範囲
1級:あらゆる場面で必要とされる、高度で具体的な会話が手話で自由にできる
2級:日常生活や業務上必要とされる具体的な会話が手話で自由にできる
3級:細かい会話や手話での道案内、会社や学校、手話サークルなどでの会話ができる
4級:簡単な接客や日付や時刻、金額などの数字の入った表現ができる
5級:日常生活に必要な単語
6級:動きのある指文字 簡単なあいさつなど
7級:動きのない指文字(五十音)

NPO手話技能検定協会 各級のレベルと目安

 上級レベルはさすがにかなりハードル高いが、こと6級程度までならブログで公開しているレベル感と比べて、明らかに軽い。

 求められるレベルだけ見ていると難しく感じますが、試験範囲は事前に開示されています(NPO手話技能検定協会 試験範囲集第2版 6~2級用)ので、ここにあるものを押さえておけば大丈夫です。

 そうと決めたら話は早い。申し込みましょう。

手話技能検定6~3級までの申し込みから結果受領までの手順

 ネット試験が開設されたので、せっかくですからネット試験を選択しました。

 簡単に、こんな感じです。

  1. Shuwaken Online への登録(Web)
  2. Shuwaken Online にて申し込み(Web)
  3. 受験料の支払い(クレジットカード、PayPay決済のみ)※2023年現在
  4. 問題用紙のダウンロード(Web)※試験日2日前から
  5. 試験(Web)※指定日時に行います
  6. 結果発表(Web)※約1週間後
  7. 合格通知到着(郵送)※今年度(2023年度)から結果通知の郵送はなくなりました

 自宅で完結するため、かなり楽です。Web試験の支払いはクレジットカード決済とPayPay決済のみ(2023年現在)ですのでご注意ください。会場試験は銀行振込とコンビニ決済も使えるようです。

 それから、ネット試験では2日前からの問題用紙ダウンロードと印刷を忘れずに。

5~3級問題用紙

5~3級試験での注意点

 試験は動画を見て回答を選択します。

 問題の範囲は事前に開示されていますので、こちらからダウンロードできる問題をコツコツやっていれば受かります。ブログでも繰り返し書いていますが、こればかりは日々の積み重ねでしかありませんが、約半年ありますので申し込んでから少しずつ覚えて行けば十分間に合います。

試験対策

 ブログの更新をサボっている間にすっかり追い抜いてしまいましたが、3級までの試験対策はこんな感じでした。

 試験2ヶ月前までの平日にテキストを覚えるためのページ数を逆算します。

総ページ数 / (5日 × 4週 × 4ヶ月)

 これで1日あたりに覚える単語の数(ページ数)が出せます。

 用事があったりサボったりで絶対に押しますので、残り1ヶ月前くらいまでにテキストを読了できていれば大丈夫です。

 級が上がる度に覚える単語数が増えます。日常的に手話を使っていないテキスト学習勢の場合、ただ新しいものを覚えていくだけでは過去に覚えた手話を絶対に忘れます。そのため、簡易的な復習を同時に行います。

新しく覚える単語 + 昨日までに覚えた単語の復習

 いかに復習=覚えているはずの単語とはいえ、各級の出題範囲分だけでも相当量になります。

1級 単語数・例文数制限なし
2級 単語数:2000程度 例文数制限なし
3級 単語数:1000程度 基本例文数:300程度
4級 単語数:500程度 基本例文数:100程度
5級 単語数:200程度 基本例文数:30程度
6級 単語数:100程度 動きのある指文字(濁音・半濁音など)
7級 基本指文字50音

NPO手話技能検定協会 各級のレベルと目安

 6+5級、4級まではいいですが、3級にもなると覚える単語数が段違いに増えるので、半分に割ります。これで1回あたりの復習量は500単語くらいになります。

 毎日やるとそれなりの負荷になりますので、難しいようでしたら平日は新しい単語、休日は復習のように分けるのもいいでしょう。テキストを読み返すだけでも、何もしないよりは明らかに良いです。

 それから、特に4級以上は長文手話の問題が必須となりますので、動画慣れしておきましょう。公式テキスト3・4級にはDVDが付属しています。

 ただし、DVDの動画はテキストの章に合わせたレベル感で出題されない(先の章の単語も出てくる)ので、対象の級の単語を一通り覚えてから観ることをお勧めします。

 動画は音声ありで学び、音声なしで復習します。大事なのは音声なしで読み取れるようになっているかどうかなので、試験前1ヶ月は単語の復習+動画視聴を繰り返します。

覚え方の例

 学習の方法は人それぞれですが、3級合格するまでに実際行った方法を、一例としてここに記しておきます。

 前項でも挙げましたが、日常的に手話を使っていないため徐々に記憶が薄れていきます。本来は日常レベルで単語が読み取れないと実用性がないものですし、こと試験に限定しても動画のスピード感に合わせた読み取りが必要となります。過去の復習が大事です。

 3級試験対策中は、5+6級、4級、3級前半、の3部に分けて、定期的に復習していました。忙しければテキストを読み返すだけでもいいです。

 最終的には3級のテスト範囲を通しで実践し、即座に出なかった単語をメモ。メモした分を覚え切るまで実践してその日は終了。

 翌日は前日のメモを実践後に、改めて3級のテスト範囲を通しで実践。即座に出なかった単語をメモ。メモした分を覚え切るまで何度も実践してその日は終了。この繰り返しです。

 3級は対象数が多いので前半後半に分けて、自信がついたら前半は省く、などで忙しい日常の中でも覚えていきました。

試験においての注意点

 全50問の動画で、途中30秒の休憩があります。回答は全て終わった後で入力画面へ移動しますので、動画を見ながら問題用紙に〇などをつけながら進めていきます。

 4択ですので、焦らず動画を見ながら進めて行けば何の問題もないのですが、問題はスピード感。講座やサークルなどで実践的に学んでいる方はともかく、本だけで学んできた勢にとっては最大の難関です。

 動画での手話、指文字は主に最初の出題ではゆっくり実践していますが、口は動きません。完全に手の動きだけで判断が必要となります。また、速度は人によって変わります。直前の方と比べて段違いに早くなったりしますので、焦ってペースを崩してしまうことは大いにあります。

 また、4・3級では長文の手話を見た上で、当てはまる回答を選ぶという問題があります。長文を読み取り、内容を覚え、回答を選択するというプロセスになります。付け焼き刃では対応できない問題構成です。

 また、どの級もポイントは指文字と数字です。3級の出題にもなると結構な早さで実践されますので、指文字は普段から意識的に使うように心掛け、馴染んでおくことが重要だと感じました。

 思い出したときに目に映った看板や商品名を指文字で確認したり、車のナンバーを4桁の数字として実践してみたり、比較的簡単な文章を指文字だけで表すなど、日ごろから指文字を意図的に使うよう心掛けると大分違います。

3級まで受験してみた結果

 というわけで、合格しました。

 目標としていた3級までようやく合格しました。今後とも精進していきます。

 さすがに3級まで合格したからには、どこかで使いたい。というか、さすがにもう飛び込んでもいいだろうと思っています。

 なお、合格通知は持ち歩くものではないので、賞状やカードにも出来ます

 ぼちぼち3級のバッチは申し込もうかと考えています。

 「手話勉強中ピンバッチ」なんかも、いいですね。

 さあ、ここから広がる世界。どう進んでいこうか。楽しみです。

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