【1日5個】ロックで覚えるインスタント手話【天候2】

手話

 ブラック企業で多忙を極めながらもコツコツと独学で手話を学びました。

 覚えるのは1日5個くらいと決めて、少しずつ覚えていきましょう。

 簡単な挨拶など、ごく初歩の手話を覚えていきます。

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手話:天候を覚える2

 ゆっくり手話を覚えていきましょう。1日5個くらいで大丈夫です。

 このブログを書いているだけで、手話技能検定7級は合格できました。

 当面の目標は、手話技能検定6級の出題範囲を覚えていきます。

 なお、手話技能検定6級の出題範囲はこのようになっています。

  • 濁音や半濁音・長音・拗音などを含む指文字
  • 千の位までの数字
  • 簡単なあいさつ
  • 日常よく使われる単語

 前回まで簡単な挨拶を覚えました。今回より日常よく使われる単語になります。

 本日の題材は天候です。『晴れ』『雨』『くもり』『雪』の4つです。『雪』は2種類の手話を組み合わせますので、実質5つ覚えます。

手話:天候の実践例2

晴れ:頭の上で手を重ね、弧を描くように上へ開きます
雨:指先を下に向け、雨が降るように下へおろします
くもり:外側へ移動しながら雲の形を描きます

 雪は色の手話『白』と組み合わせます。

白:指先を曲げて歯を指し、外へ向けて手首を回転させます
雪:『白』の後、OKの形にした指を雪が降るように下ろします

 雪以外はわりと素直です。

覚え方について

 これまでの50音の覚え方と基本的に同じです。

 50音分の指文字はブラック企業に勤めていた時分に覚えられたくらいです。

 あまり難しいことではありません。

覚え方のコツを3パターン紹介します

 覚える手話は1日たった5つくらいです。本日は4つ。

 以下、3パターンの中から、ご自身に合うやり方を1つだけ選んで実施するくらいで十分でしょう。

  1. 反復:5つの形を繰り返し練習する
  2. 本質:なぜその手の形なのかを知る
  3. 実践:使える範囲で手話訳してみる

 私のおすすめは1の『反復練習』です。

1.反復練習

 一番簡単、かつ効果的な方法です。

 本日覚えた分をメモにしておきます。

 派生(組み合わせ)は1文字分下げるなど、見て分かる区別をしておきます。私が実際に使用したメモの取り方は以下の通りです。

  • 晴れ
  • くもり
  •  雪

 前回までのメモの後に、これを付け加えていきます。

  • 挨拶
  •  おはよう
  •  こんにちは
  •  こんばんは

 ・
 ・
 ・

  • 暑い
  • 寒い
  • 暖かい
  • 涼しい
  •  暑いですね
  • 晴れ
  • くもり
  •  雪

 こんな感じになります。

 回が進むうちに、簡易的な問題集のようになりますので、過去分も含めて1日1回実践しておきましょう。大した時間はかかりません。

 注意点は一つだけ。

 発音しなくていいので、発声してください。口の形だけでOKです。

 覚えやすくなるのはもちろん、表情で疑問や肯定を表現するなど、実際に手話を使うときに必要となります。

 会話をしながら手話をするような感覚に慣れておきましょう。

2.本質確認

 その手話の起源が分からないと気になってしまう方におすすめの方法です。

 実際に私が使ったテキストはこちら。

 手話の起源を絡めて紹介してくれます。

 本質を理解することにより、深い知識と納得をもって表現することが可能です。

3.実践練習

 自分の知っている言葉を手話で表現してみるだけでOKです。

  • 身近な題材を選ぶ

 ここが重要になります。

 教え方の上手い先生や、覚えるのが得意な同級生は、語呂合わせや替え歌を作るのが上手かった。その理由はこういうことです。

  • 身近な題材(地名、友達の名前等)での語呂合わせ
  • 誰でも知っている曲(民謡、流行歌等)での替え歌

 使える手話の種類が少ないうちは、単語や人の名前を題材にするとやりやすいでしょう。

番外編(おまけ)

 覚え方の中でも『3.実践練習』は少し難しいかもしれません。

 参考として『とあるロックシンガーが題材を選ぶ場合』をテーマに、ロックな単語に絡めた表現を選定してみます。


【例1】

晴れ
る
や

ハレルヤ(晴れるや)
 主をほめ讃えよという意味のキリスト教の用語。曲のタイトルとして良く使われるので単語自体の認知度は高いが、正確に意味を理解しているかといえば疑問が残る。漠然と『おめでたい』程度のニュアンスで理解している人は多い。この手話も何となくノリで書いてみたが、実際には多分こういう伝え方はしない


【例2】

え
ん
ど
れ
す

エンドレスレイン(えんどれす雨)
 ビジュアル界のレジェンド X JAPAN の名曲。ちょっと調べたら初出が1989年という事実を知って、少しというか大分驚いている。そうか、30年以上前の曲だったのか。数字のインパクトってすごいな


【例3】

くもり
は
ー
と

クラウディハート(くもりはーと)
 ビートロック界のレジェンド BOOWY の楽曲。これも何となく調べたら初出が1985年。先ほどのエンドレスレインとあまり間隔がないので、いかにこの時代の日本のロック界が盛り上がっていたかがうかがい知れる。手話自体はノリで書いたので、実際に使っても多分通じない


【例4】

な
ご
り

なごり雪(なごり雪)
 昭和を代表するヒット曲。曲名を聞いて思い出すのはイルカの歌っている方だが、オリジナルはかぐや姫。いかにもなフォークサウンドが日本人の琴線に触れる。蛇足だが嘉門達夫が『なごり寿司』という替え歌を披露している


 ノリで書いているので実際に通じるのかは分かりません。意味としては通じるのかも知れない。この辺の曖昧さもロックです。というわけで、今後もなるべくロックに寄せて表現しようと思います。

 それでは次回【疑問】でお会いしましょう。

<参考>
NPO手話技能検定協会. 手話技能検定公式テキスト 5・6・7級. 改定2版, 日本能率協会マネジメントセンター, 2017, 214p.
978-4-8207-4670-6

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