そんな3月のうつ状態(2)
解放感。うつ症状からの急激な収束。
それは止まっていた時が動き始めただけ。その間周りは動き続け、取り巻く環境は大きく変わっていく。
ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩やかに自分を取り戻していく様を、時系列に沿ってご紹介します。
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遺した日記から読み取れる3月初旬のうつ傾向
半年近く溜めてしまっていた家計簿を片付ける
3/4 筋肉痛 心地よい やせた感はある
―――当時の記録(日記)より抜粋―――
聴きたかったCDをまとめて借りる 良質の音楽は心を揺さぶる 良い
半年近く溜めてしまっていた家計簿を片付ける
3/5 診断書を人事担当へ提出
ドラム
3/6 特になし 眠いが仕事が退屈なだけ
実家へ 香典渡す 母といろいろ話す
大分スッキリ感が出ていますね。
趣味を楽しめるということがどれだけ素晴らしいことなのかが分かります。
肯定の言葉は心を軽くする──医学的な診断としてうつから正式に解放された状態──そして急激な収束
これでいい、大丈夫、という言葉は貴重。
実際メンタル不調だった時期は趣味が楽しめていません。正確には“心の底から楽しめていない”というのが正しいでしょう。
特に、前日医師から公式に「もう大丈夫」と太鼓判を押されていますので、もう何をしても安心です。翌日ですので尚更、絶賛無敵状態継続中です。
わざわざ日記に「良質の音楽は心を揺さぶる」なんて表現、通常時でも書いたりしません。
こうして、風呂の栓が抜けたように急速に収束していきます。
問題は、自分の時間は止まったままだという事実。周囲の状況は刻々と変わっています。体調が元に戻ったから今まで通り、とは行かないものです。
3/5 診断書を人事担当へ提出
―――当時の記録(日記)より抜粋―――
そう、見落としがちですが、診断書を提出しました。
この時は、ようやく元通りに戻れるものだとばかり思っていました。少し浮かれていた。
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