40代ですがコロナ禍の中ようやく転職出来たので面接についてまとめてみました(2)

 40代からの転職は成功するのか。

 人生の時間は有限。ブラック企業に付き合っている時間なんてもったいない。

 40代、コロナ禍による就職難。不利な状況をかいくぐり、ブラック企業から再就職したその経験、お伝えします。

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面接で分かる企業側の温度感

 面接に挑むための準備は前回色々とまとめてみました。

>>参考:40代ですがコロナ禍の中ようやく転職出来たので面接についてまとめてみました

 とはいえ、募集をかける企業も多種多様。募集の熱量も様々です。

 今回はその、募集要項の文面からは見えてこない企業の温度感について、いくつか確認してみましょう。

分かりやすい温度の下がり方の例

 準備万全いざ本番。開始直後2言3言でぐいぐい熱量が下がっていく。そんな残念な実例もいくつかありました。

 なぜそんな事になってしまったのか。その原因をいくつか考えてみましょう。

  1. 募集要項にない条件がアンマッチ
  2. 募集要項にない要素とアンマッチ
  3. 社風と個人の特性がアンマッチ
  4. 未経験職種で将来のビジョンが不明瞭

 分かり辛いので、もう少し深掘りしてみましょう。

1.募集要項にない条件がアンマッチ
 この事例でアンマッチだったのは「転居を伴う異動の許容」です。特に記述はなくとも、地方の管理職は総合職として全国転勤ありきの場合があります。また「勤務地応相談」という記述があったとしても、本当に選ばせてくれることは稀です。

2.募集要項にない要素とアンマッチ
 これは企業側が採用を想定している層との差です。年齢、性別等、その辺ですね。普通は申し込み時に弾かれますが、ここを採用担当(否、面接官)が正しく理解していない場合、普通に高スペックの人材として面接まで通されます。そして面接時に年収が合わないとか言われたりします。

3.社風と個人の特性がアンマッチ
 例えば社風は完全自社対応。個人の特性は外注業者に対する顔の広さ、など。リサーチ不足やリハーサル不足の場合に発生します。社風に自分の個性、特性がどう合うのかは、推せるようにしておいた方が良いです。

4.未経験職種で将来のビジョンが不明瞭
 「未経験歓迎」とあっても油断してはいけません。本来は20代に向けての未経験歓迎であり、40代のおじさんへ向けてのキャッチコピーではありません。まかり間違って面接まで行ったものもありましたが、自身の経験やスキルをその職種でどう活かせるのか、が不明瞭である場合、先方の興味は一気に冷めます。

 このように、募集要項にない条件というものは結構ありますので、冷静に判断したうえで申し込んでください。

本気で採用する気がある場合は各種レスポンスが早い

 見出しの通りです。企業の本気度は連絡速度で分かります。

 就業中に転職活動している時はいいのですが、無職の状態で職を探している場合、この連絡速度が大変重要です。企業からの連絡を待っている間、その1日1日が失業給付金のリミットへと着実に近づいて行きます。意識せずとも段々恐怖心を覚えてくるものです。

 企業側からすれば、即決はなかなかあり得ません。限界まで応募が集まるのを待ってから、欲しい人材を見極めたい。特に、各メディアの掲載期限がまだ残っている場合など、なるべく引っ張りたいと思うのは当然です。

 今回の経験上、レスポンスに2~3日待たされるのはザラです。

 一番長かったのは、スカウトメッセージに対しての返信後、回答が届くまで一週間かかったケースです。流石にこれは断りました。

 そんな企業側が即決したい場合。つまり本気を出した場合は、連絡の速度が全く違います。

 今回の経験では、企業側が本気で採用したいと思っている場合は即日レスポンスが届きます。一番早かったところは時間単位で回答が来たケースもあります。ほぼチャットとかLINEみたいな速度感です。

 このくらいの速度感で連絡を入れてくる企業には、期待を込めて前のめりな姿勢で挑んで良いでしょう。

 だからと言って、面接を通過するとは限りませんのでご注意ください。最後の最後まで選考対象として残って落とされるケースも当然あります。過去の記事を参考に、面接対策は十分すぎるほど準備して挑みましょう。

払われない交通費

 最後にこちら。意外と見落としがちです。

 今回、Webを除いて訪問による面接は10回。

 この中で交通費を払っていただいたのは、実に0社。

 そうです。面接に関わる交通費は支給されないものと考えた方が良いです。

 何故でしょう。

  • 面接会場が勤務地(通勤範囲内)
  • 面接会場が選択制(居住地の近くを選択可)

 基本的には大体この辺の理由でしょうか。

 改めてその観点で募集要項を見返してみると、面接の交通費を支給しますと記述してあるところなど、ほとんどありません。

 都心の高層ビル内のオフィスで行われる面接会場へ車で赴き、オフィスビル内の馬鹿高い地下駐車場に停めようが、びた一文払われないのが普通です。

 唯一払うと言われたのは、たったの1社。関西方面に本社がある企業の、二次面接が本社で開催というケースのみ。ちなみにこちらは一次面接で選考に落ちたため、実現しませんでした。

 中には片道約2時間、往復2,000円近い交通費をかけて2回の本社面接。車で30分程度の勤務地での三次面接まで行った挙句、選考に落ちたケースもあります。さすがにそれは交通費払ってほしかったと今でも思います。

 このように、面接に赴く場合の交通費は基本的に支払われないものと考え、なるべく負担のかからない経路、手段で訪問することをお勧めします。

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