【1日5個】ロックで覚えるインスタント手話【た行】

2020年9月7日

 ブラック企業で多忙を極めながらもコツコツと独学で手話を学びました。

 覚えるのは1日5個までと決めて、少しずつ覚えていきましょう。

 入口となる50音くらいなら、さほど難しくないです。

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手話:た行を覚える

 ゆっくり手話を覚えていきましょう。1日5個で大丈夫です。

 本日の題材は『た行』です。

手話:た行の実践例

た:握った拳の親指を立てます
ち:小指以外の4本の指先の先端を繋ぎます
つ:『ち』から薬指を外します
て:手のひらを相手に見せます
と:握ったての人差し指と中指を立て、手の甲を相手に見せます

覚え方について

 50音はブラック企業に勤めていた時分に覚えられたくらいです。

 あまり難しいことではありません。

覚え方のコツを3パターン紹介します

 覚える手話は1日たった5つです。

 以下、3パターンの中から、ご自身に合うやり方を1つだけ選んで実施するくらいで十分でしょう。

  1. 反復:5つの形を繰り返し練習する
  2. 本質:なぜその手の形なのかを知る
  3. 実践:使える範囲で手話訳してみる

 私のおすすめは1の『反復練習』です。

1.反復練習

 一番簡単、かつ効果的な方法です。

 「た→と」、「と→た」、を繰り返します。

  • た→ち→つ→て→と
  • と→て→つ→ち→た

 あ~さ行についても自信がない方は、あ~さ行も交えてみましょう。

  • あ→い→……→て→と
  • と→て→……→い→あ

 注意点は一つだけ。

 発音しなくていいので、発声してください。口の形だけでOKです。

 覚えやすくなるのはもちろん、実際に手話を使うときに必要となります。

2.本質確認

 その手話の意味が分からないと気になってしまう方におすすめの方法です。

 実際に私が使ったテキストはこちら。

 手話の起源を絡めて紹介してくれます。

 本質を理解することにより、深い知識と納得をもって表現することが可能です。

3.実践練習

 自分の知っている言葉を手話で表現してみるだけでOKです。

  • 身近な題材を選ぶ

 ここが重要になります。

 教え方の上手い先生や、覚えるのが得意な同級生は、語呂合わせや替え歌を作るのが上手かった。その理由はこういうことです。

  • 身近な題材(地名、友達の名前等)での語呂合わせ
  • 誰でも知っている曲(民謡、流行歌等)での替え歌

 使える手話の種類が少ないうちは、単語や人の名前を題材にするとやりやすいでしょう。

番外編(おまけ)

 覚え方の中でも『3.実践練習』は少し難しいかもしれません。

 参考として『とあるロックシンガーが題材を選ぶ場合』をテーマに、ロックな単語に絡めた表現を選定してみます。


【例1】

敵(てき)
 ロックに必須の要素。『敵』です。悪そうなやつは大体友達だったりするので欠かせない単語の一つ。見えない場合が多い。


【例2】

戦え(たたかえ)
 ロックに必要な意気込み。『戦え』です。あえて命令口調にしてロックのアタック感を底上げします。ロックの世界では『戦え』の枕詞に続くのは主にジェロニモであってラーメンマンではありません。


【例3】

都会(とかい)
 ロックで必達の地域。『都会』です。裏切りの言葉にさすらって辿り着いたりします。特に指定がなければ、まず東京のことです。


【例4】

地下鉄(ちかてつ)
 ロックの世界に必要な設備。『地下鉄』です。ヨーロッパあたりのグラフィティアート(スプレーの落書き)まみれの列車から半蔵門線まで、幅広い用途があります。なお東京の地下鉄の路線図は複雑ですので、具体的な路線名を出すだけでいい感じのファンタジー感が演出できます。


【例5】

時計(とけい)
 ロックに欠かせないアイテム。『時計』です。大体の場合、針を戻すと時間が巻き戻る機能がついています。止まるとおじいさんが死にます。


【例6】

男(おとこ)
 ロックに必要不可欠な存在。『男』です。演歌やハードコアパンクでは割とポピュラーに使われます。どちらかと言えば性別としての意味ではなく、生き様として使われる場合が多い。近年では『花の慶次 ─雲のかなたに─』の影響から、『漢』と書いて『おとこ』と読む等、漢字のビジュアル的な区別化も図られやすい。


 【あ~た行】まで到達しました。例題の文字数が増えがちですが、まだまだ大丈夫です。

 ロック縛りだけでも、これだけ表現できるようになりました。

 これから少しずつ使える50音が増えてくると、さらに表現するのが楽しくなるでしょう。

 それでは次回【な行】でお会いしましょう。

<参考>
NPO手話技能検定協会. 手話技能検定公式テキスト 5・6・7級. 改定2版, 日本能率協会マネジメントセンター, 2017, 214p.
978-4-8207-4670-6

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