そんな3月のうつ状態(4)

2021年8月14日

 家計をつける。露骨な年収の低下。

 それなりに山はあった。出されたハードルはもれなくこなして来た。社内での信頼感も高かった。パワハラによるうつで、それら一切が無かったことにされた。

 ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩やかに自分を取り戻していく様を、時系列に沿ってご紹介します。

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遺した日記から読み取れる3月後半へ向けてのうつ傾向

前年比で月当たり10万円くらいの減

3/17 川崎大師
3/18 買い物 漫喫 ドラムの防音
3/19 ドラム
3/20 映画

 ―――当時の記録(日記)より抜粋―――

 何事もない平和な日々が過ぎていきます。こんな風にのんびり暮らすのが、本当は一番いい。

3/21 ドラム
 家計をつける 前年比で月当たり10万円くらいの減 このままなら年120万円減収か
 昇進して年100万円昇給する予定だったことを考えるとモヤモヤする

 ―――当時の記録(日記)より抜粋―――

 色々気付きます。

 後述しますが、ここら辺を分析すると今でも憤りを禁じ得ない。

就労制限でどのくらい年収が下がるのか──昇進試験直前でうつにされた場合のモデルケース

 就労制限でどのくらい年収が下がるのか。この辺、気になるところです。

 自分の場合、日記にも書いてある通り、月間10万円クラスのダウンでした。

 半年近く家計簿をつけ(られ)なかったので、改めて半年分の家計簿をつけてみました。まあ愕然としましたね。管理職の給与体系で働いていた場合でこうなったのなら、そこまで変わらないと思います。自分は一般職の給与体系でしたので、直撃です。

 10万円。字面にするとそう見えませんが、大きいですよ。

 そしてこういう時によく言われるのが“生活のレベルを下げればいい”です。

 実際にこうなってみると分かります。下げ幅が大きすぎる。

 サラリーマンとして、月収で10万円、年収にしたら120万円給料を上げるのにどれだけの年月をかけて、どれだけ神経を擦り減らして頑張ってきたか。その価値は額面通りではないのです。

 頑張って働いた結果、生活の水準を落とさなければならない。堪えます。

 実際に気付いてから節約せねばと思いはじめ、酒のつまみをうまい棒1本にしてみたりもしましたが、当時は惨めさが増すだけでした。今では完全につまみとして定着してしまいましたけどね、うまい棒。

 ここでさらにタイミングが悪かったのは、自分が昇進試験の年だったこと。

 一か八かのランキング順位ではなく、当確の場所にいました。今でも納得していません。その額、年収で100万円。合算すると年収で220万円。

 社内での未来なんて、もうとっくに途絶えています。次の昇進は絶望的です。

 ここから先ずっとこの減給状態であったと仮定した場合、ザックリ20年このまま働き続けたケースでの生涯欠損は4,400万円。

 パワハラおやじ(サラリーマンとうつ病と私参照。上司。ストレッサー)のパワハラで潰された自分の未来が4,400万円。そしてそのパワハラおやじはお咎めなし。

 これを許容して生活の水準を落とす。心穏やかにはいられません。

 このように、会社からメンタル不調にされた場合、その会社に居続けることは本当に困難な状態となります。同じ収入が下がるのでも、転職しない限り許容はできないでしょう。

 さっさと転職してしまった方がいいと思います。しばらくしがみ付いてみたりもしました。中には味方になってくれる人もいました。ですが、最終的にいいことはなかったです。

 さらにここへ止めを刺すような仕打ちが待っているのですが、それはまた先のお話し。

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