ぶらり一人旅の話(5)

2020年3月1日

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長野と言えば蕎麦

 蕎麦を食おう。長野と言えば蕎麦だろう。

 手元の端末でおもむろに蕎麦屋を探し始める。こういう時、スマートフォンの普及した現代は便利だと心から思う。近くに良さそうな店を発見。3分ほど歩く。

 開店前でした。

 早いんだよ。まだ早いの。9時代だよ。そりゃ開いてないよ。

 探そう。別の蕎麦屋を探そう。ここがいい。ほほう評価が高い。期待しよう。歩く。蕎麦屋まで歩く。歩く。

 開店前です? はて? Webの情報では開店時間だが。

 同じような状況を繰り返すこと3軒。おおらかだな、長野。駅に隣接している蕎麦屋がとっくに開店時間なことに気付くのは、それから30分後のことです。

 辿り着いた蕎麦のまあ、美味いこと。いやいや、比喩じゃなくて普通にうまいぞ。蕎麦。

 そうだった。北海道に行けば適当な回転寿司でも段違いに旨い。土地の名物はどこで食べても旨いのだ。そんなことを想いながら、蕎麦を啜り、蕎麦湯を流し込む。

長野と言えば松本城

 松本城が近くにあるのに行かなくてどうする。

 駅前の開発都市感と、松本城の自然味はマッチしないようでいて、上手く融合している。街中を走り抜けると突然現れるタイムスリップ感が秀逸。

 松本城公園も路上ライブのメッカだ。

 そう、忘れていませんよ。すっとぼけて蕎麦食ってごまかそうとしていた訳ではありません。ちゃんとリサーチしていたのです。おじさんの狡猾さを侮ってはいけない。

 松本城公園。それはそれは穏やかな庭園でした。

 いやいや、こんなところで演奏してるの? 大丈夫かな。全く想像つかないんですけど。

 仕方ないね。観光に切り替えよう。仕方ない。仕方ない。

松本城の雄姿
腰が引けるほどの急勾配

 そうでしたそうでした。階段が急勾配でね。リアルに稼働していた時期なんか、こういうところを走り抜けるわけじゃないですか。無理があるよね。絶対に滑り落ちる人とか出てくるって。階段ツルツルだし。

 ああ、楽しかった。さて、次の場所に移動しましょうか。

──続く──

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