ぶらり一人旅の話(12)
津餃子を食べよう
津。日本一短い地名として有名な、津を訪れました。
何故訪れたかといえば、路上演奏を行わんとしていた訳です。日和って止めました。
しかしですね、時間と労力とガソリンを使って移動してきたのです。ただで帰るわけにはいくまい。そうすると、やることは一つ。旨いものを食う。それのみが男の一人旅の醍醐味。
ということでですね、なかなかの繁華街です、津。線路を挟んで住宅街と繁華街。関東で言えば新横浜みたいな印象を受けました。
ざっと食べログとかで調べて目についたのが、津餃子。それがこちら。
この大きさ、伝わらないと思います。こちらならどうでしょう。
そしてこの圧倒的肉汁感である。
大変美味しゅうございました。
食べている最中、隣の老紳士から話しかけられる。
「その餃子、中身は普通の餃子と同じですか?」
曰く、この餃子を食べるために来たのだが、注文の仕方が悪かったのか普通の餃子が出てきたのだと言う。
「はい、普通の餃子と一緒です」
そう答えるのが、精一杯でした。どうしたらよかったのか。食いかけを半分差し出した方が良かったのか。自分が絶世の美少女だったなら、それも良かったかもしれない。だが、40を超えたオッサンである。どうしたらよかったのか。未だに結論は出ない。
浜松へ行こう
もやりもやりとした気持ちを抱えたまま、車を走らせる。
次なる目的地は名古屋。のはずでしたが、大都市は京都で懲りているので、目標値を一つ飛ばして浜松へと歩みを進める。
山道を越える。信号は長いことない。この状況、等間隔で後ろをついてくる車はストレスである。端による。先に行かせる。このパターン、何度となく訪れるが未だに慣れない。
浜松で目的地とした銭湯は、ショッピングモール内に併設されていた。
このショッピングモール、なんと24時間スーパーがついている。快適度ではこの旅ナンバーワンですね。駐車場に車を停め、さっさと酒を買い込む。恐ろしい早さで飲んで寝ました。
ここまでお膳立てが整っても、なお車中泊+寝袋は地味に凍えました。うん、どうしたら良かったのか、未だに分かりませんね。
──続く──
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