そんな1月のうつ状態(4)
眠い。とにかく、眠い。
まともに働こうとしていた。まともに働きたかった。判断基準と行動に異様さが見られるが、本人はそれに気付いていない。周囲はただ、困惑した表情を浮かべる。
ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩やかに自分を取り戻していく様を、時系列に沿ってご紹介します。
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遺した日記から読み取れる1月10日のうつ傾向
頭の中がぐるぐるとかき回されてる感じ
1/10 よく寝れたが昼間は眠い 考えがまとまらない もやもやする
―――当時の記録(日記)より抜粋―――
頭の中がぐるぐるとかき回されてる感じ
割と冷静に変なことを書いているのがこの時期の特徴ですかね。今見返すと、Twitterに書いてた頃は結構感情的でした。
うつ期特有の眠気を覚ますためにやっていたこと
眠いんですよね。
仕事自体は負荷がかからないよう気を使われているので、締切のない業務を与えられたりしていました。というか、そもそ必要のない仕事を無理やり作られている感じでしょうか。
締切がない。必要もない。そんな仕事。眠いです。
眠気覚ましに何をやっていたかっていうと、お菓子食べてました。
うつろな目をしたオッサンが、眠そうな目をこすりながら、お菓子を食っている。そんなオフィス。異様です。
職場長ですら、細かい話は聞かされず受入れさせられていました。同じオフィスで働いているスタッフ、特にバリバリ働いていた頃を知っている人から見たら、異常事態です。あの人に何があったのか。あの人がどうしてこうなってしまったのか。そんなこと、当然知らされていません。
現地の人間からしたらバリバリの状態で帰ってくるもんだと期待していたのに、ボーっとしてお菓子食ってる。もうどう接していいか分からないですよね。
当時一緒に仕事していた人達。大変だったろうなあ。今更ながら思います。
本人は「頭の中がぐるぐるとかき回されてる感じ」なんて書いたりしている通り、ボーっとした見た目の裏側で常に葛藤しています。問題はそれが自発的なものではなく、オートで思考が回り続けているという点ですかね。
頭は疲れている。眠い。夜は悪夢でキッチリ寝られない。眠い。その繰り返しです。
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