大きい声を出せばいいってものじゃない

2020年3月2日

 大きな声を出せ。

 そう言われてきた。それが正しいと思ってきた。そうでもないことを知った。

 これは40を過ぎたおじさんが良く分からないまま路上で演奏することを目指していくブログです。

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大きい声を出せばいいってものじゃない

 大きい声至上主義の歌手である。

 バンドのボーカリストとしては、楽器の音量に負けない大きな声を出せと言われ続けた世代です。声量が全て。

 そんな大きい声至上主義だった私にとって衝撃的な事件が起こる。

 あれは何年前だろう。5年前? 10年は経っていないような。まあいいや、数年前。

 とある音楽フェスに某大物演歌歌手がゲストで出てきた。演歌歌手のステージを観るのは恐らく初めてだ。期待した。

 声量、全然なかった。

 バンドの音量にかき消され、全く歌声が届かないのだ。PAの技術? そういうのもあるかもしれない、だが、ほとんど聴こえない。これがプロの演歌歌手の声量か。衝撃だった。

 感情の振り幅を大きくもたせるには、常に10の声量で歌っていてはいけない。そうか。確かに。聴衆としては残念なステージだったが、この事件は自分の歌手としての価値観に大きく揺さぶりをかけた。

 そう、大きな声を出せばいいってものじゃない。

声の大きさを意識しよう

 幸か不幸か。現在は機材の進歩が目覚ましい。路上で歌う人もスピーカーやマイクを使う人の方が圧倒的に多いように思える。

 そう、音量を上げて聞かせることが第一優先な時代ではない。ましてややろうとしているのはバンド演奏ではない。ギターでの弾き語りです。

 大きな声を出そうとすると力が入ります。しかし力を入れれば大きな声が出るわけではない。何回か前に力を抜いて歌おうという記事を書いたことがありますが、それです。

 力を入れずとも大きな声は出る。逆に力をいれてもきちんと身体に響いていなければ大きな声は出ない。演歌歌手ほどの感情の振れ幅を出す必要はないが、出だしから常に音量フル10で歌うのもまた違う、というお話しです。

 常に最大音量である必要はないです。大きな声が出せるようになると結構忘れがちですのでお気を付けください。

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