そんな12月のうつ状態(2)
悪夢。
泣きながら起きる。叫びながら起きる。夢の中で繰り返し再現される地獄のような世界が、徐々に心を蝕んでいく。
ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩やかに自分を取り戻していく様を、時系列に沿って ...
そんな12月のうつ状態(1)
大丈夫。
一冊の本を読み終えることができない。そんな状態だからこそ、ゆっくりでいいからと言ってもらえることが救いになるのです。
ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩やかに自分を取り戻していく様を、 ...
サラリーマンがうつ病にされていくリアルな記録──日記編(1)──
Twitterの手軽さは捨てがたい。
しかしながらTwitterでの記録はあくまでも副次的な産物であった事は否めない。ここから先は日記として詳細に記録しておくべきだという判断は、極めて優位性の高い自己防衛本能だったと言 ...
とある12月のうつ状態(3)
駒としての再出発。
虚ろな目をしたおじさんが頭痛薬を片手にブツブツと対応している。周囲は腫れ物に触れないような対応をする。果たしてこれがまともな状況だと言えるのだろうか。
ここではとあるうつ病にされたサラ ...
とある12月のうつ状態(2)
酒を飲んでいた。
暇があれば酒を飲んでいました。会社とは何だろう。ボロボロの様相に荒んだ心。酒にすがりたくなる気持ちは未だに理解できる。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れていく様を、 ...
とある12月のうつ状態(1)
申し訳ございません。
現在の私には、期待に応えられるだけの能力も、実力も、心の強さも、持ち合わせていないのです。どうか、どうか話を聞いてほしい。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れてい ...
とある11月のうつ状態(3)
ただ静かに泣いた。
数多の心の揺さぶりにも、何も感じない。感じるのは、ただ自分の無力さ。感じるのは、ただ自分の不甲斐なさ。それだけを思い知り。首を横に振るのです。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマン ...
とある11月のうつ状態(2)
どうでもいい。
何年もかけて築き上げてきた実績も、信頼も、評価も。ただひたすらに心が求めたのは、金と肩書きのみを守ろうとする浅ましき連中からの解放。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れ ...
とある11月のうつ状態(1)
私は忘れない。
セオリー通りに進めない産業医。地雷を踏み続けるメンタルヘルスケア知識ゼロのストレッサー。彼らの対応を私は忘れない。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れていく様を、時系列 ...
とある10月のうつ状態
自分の職場を放棄しやがって。
心ない一言が、かすかに残された心を根こそぎ抉り取る。縋るように求めた蜘蛛の糸は、果たしてどこへ繋がっているのだろう。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れて ...