うつリーマン時をかける

 何も変わりないよ。仕事は今、忙しくないよ。

 自身の出世を喜んでくれた両親。心配かけまいと嘘を重ねる。何故、パワハラによる被害者のはずが、こんな嘘をつかなければならないのか。

 ここではそんなうつ病にされたサ ...

うつリーマン時をかける

 飲む。酒を飲む。

 楽しいから飲む。そうあるべきの酒を、楽しくなりたくて飲む。この2つは似て非なるもの。楽しくなりたい。そう願いながら飲む酒は、いつもより苦い。

 ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが緩 ...

うつリーマン時をかける

 肯定の言葉。その一言で救われる。

 何が正しいのか分からない。正しいのか。間違いなのか。闇雲に手探りで探し続けた。その一言は一筋の光明。正しい評価のみが心を救う。

 ここではそんなうつ病にされたサラリーマンが ...

うつリーマン時をかける

 やる気が出ない。

 いわゆるメンタルヘルスに理解のない方が真っ先に誤解する症状。やる気がないのではない。やる気がでない。動かないのではない。動けない。この違いは、多分理解できない。

 ここではそんなうつ病にさ ...

うつリーマン時をかける

 自分が自分でなくなってしまうかもしれない。

 初めて受診した心療内科。初めて処方された薬。未知の世界。恐怖がないと言えば嘘になる。その薬効、副作用について、恐る恐る付き合っていく。ここはその入口。

 ここでは ...

スポンサーリンク

うつリーマン時をかける

 何とかしたい。一縷の望みをかけて受診した心療内科。

 処方された睡眠剤を口にする。悪夢に揺り動かされ満足な睡眠が取れない。そんな日が終わるとは。目覚めた朝の光は眩しくて、まさに希望のように感じたのです。その時までは。

うつリーマン時をかける

 入口の前に立つ。自動ドア。開閉ボタンを押す。

 これだけのことが永遠のように感じる。初めての病院。初めての心療内科。一体何が行われるのか。どんな診断を告げられるのか。今まさに未知の世界のドアを開ける。

 ここ ...

うつリーマン時をかける

 脳を引っ張り出す。そんな感覚を常に味わいながら過ごす日常。

 顔を隠す。出社して真っ先に行うのがそんな行動。顔を隠す。マスクを装着し、考え事をするときはタオルで顔を覆う。

 ここではそんなうつ病にされたサラリ ...

うつリーマン時をかける

 不眠。眠気。頭痛。その繰り返し。

 何となく気付いていた。だが認めたくなかった。自分がうつ病なのではないかと。忘れない。私は忘れない。私と私の家族は、この時の経験を“絶対に”忘れない。

 ここではそんなうつ病 ...

うつリーマン時をかける

 寒い。脳がむずむずする。背中が気持ち悪い。

 理解してもらえない独特の症状。本人としてはごく普通の振る舞い。頭痛、寝不足、手放せない頭痛薬。常備薬どころかルーチンのように頭痛薬を飲み続ける日々。

 ここではそ ...

スポンサーリンク

広告