とある12月のうつ状態(2)
酒を飲んでいた。
暇があれば酒を飲んでいました。会社とは何だろう。ボロボロの様相に荒んだ心。酒にすがりたくなる気持ちは未だに理解できる。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れていく様を、 ...
とある12月のうつ状態(1)
申し訳ございません。
現在の私には、期待に応えられるだけの能力も、実力も、心の強さも、持ち合わせていないのです。どうか、どうか話を聞いてほしい。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れてい ...
とある11月のうつ状態(3)
ただ静かに泣いた。
数多の心の揺さぶりにも、何も感じない。感じるのは、ただ自分の無力さ。感じるのは、ただ自分の不甲斐なさ。それだけを思い知り。首を横に振るのです。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマン ...
とある11月のうつ状態(2)
どうでもいい。
何年もかけて築き上げてきた実績も、信頼も、評価も。ただひたすらに心が求めたのは、金と肩書きのみを守ろうとする浅ましき連中からの解放。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れ ...
とある11月のうつ状態(1)
私は忘れない。
セオリー通りに進めない産業医。地雷を踏み続けるメンタルヘルスケア知識ゼロのストレッサー。彼らの対応を私は忘れない。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れていく様を、時系列 ...
とある10月のうつ状態
自分の職場を放棄しやがって。
心ない一言が、かすかに残された心を根こそぎ抉り取る。縋るように求めた蜘蛛の糸は、果たしてどこへ繋がっているのだろう。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れて ...
とある9月のうつ状態(2)
頭が働かない。
デスクワークを生業としています。頭が働かないということは、仕事にならないと同義です。生計を立てるためには働かなければならない。動かない頭を抱えながら。
ここではとあるうつ病にされたサラリー ...
とある9月のうつ状態(1)
金だけが全てではないよね。
サラリーマンとして最大の目的である安定した収入。それを放棄してもいいと思わせるだけの心的負担。それが、うつになるということ。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに ...
とある8月のうつ状態
涙。
何が起きたのか理解できない。泣く理由などない。泣く理由など、ない。ただ、もう、俺は駄目なんだという事実だけが残されていく。
ここではとあるうつ病にされたサラリーマンが緩やかに壊れていく様を、時系列に ...
とある7月のうつ状態(2)
あの時欲しかったのは「もう休め」という言葉。
どうにか出来ると思っていた。どうにもならないことを思い知った。まともな思考、まともな会話すら成り立たない。頭痛。頭痛。そして、頭痛。
ここではとあるうつ病にさ ...